コラム
2022.10.23

【np-003_大阪編】 都会に鎮座する大阪城、歴史が刻まれた建築物をめぐる

澤田智子

 1583年(天正11年)、かの豊臣秀吉によって築城された「大阪城」。城主である豊臣家が滅亡してからは天下を収めた徳川家の手にわたり、落雷や天災によって損傷を修復を繰り返しながらも大阪の地に鎮座し続けていました。

 令和の現在では大阪城にくわえて、周辺の「大阪城公園」一帯も一般公開され、関西きっての観光スポットとして知られています。

 戦国時代の英傑たちが関わったお城なだけあり、少し辺りを歩いただけで歴史的に見ても興味深い建築物や装飾が並ぶ大阪城。写真とともに、その一部をご紹介していきます。

 まずは一番の見どころである大阪城天守閣。現在の大阪城は大阪市内でもビジネス街に囲まれたロケーションに鎮座しています。

 現存している天守閣は1931年に再建されたもので、2022年には90周年を記念して大阪城公園一帯で復興記念イベントがおこなわれました。

 天守閣の入り口・桜門の近くには「豊国神社」が。

 豊臣秀吉が築城し「太閤さん」と呼ばれるお城の中にある神社なだけあり、豊臣秀吉公・豊臣秀頼公・豊臣秀長卿がご祭神です。天下人をまつっていることもあり、ご利益は商売繁昌や出世開運など。

 豊国神社の正面にあるのが「桜門」です。この桜門、ただの門ではありません。徳川幕府で城を再築した際にできたものの、1868年の明治維新で起きた火事で焼失。その後、1887年に陸軍が再建した歴史ある門で、重要文化財にも指定されています。

 

 門の内側には見上げるほどの巨大な石が。これは「桜門枡形の巨石」といい、本丸の正面入口を守るために設けられました。

 

 巨石の近くには「銀明水井戸の井筒」というこれもまた由緒ある建築物が。かつて大阪城のなかでも格式のある井戸で、本丸を守護する役人たちが飲料水として使用していたそうです。

 

 大阪城の魅力のひとつは、築城した当時に思いをはせてしまうような立派なお堀が残っているところでしょう。大阪城公園をぐるりと囲うような外堀は東外堀・西外堀・南外堀・北外堀と分かれており見事な景色。

 天守閣近くにはさらに「内堀」が。特に、東内堀の石垣は日本に現存するお城のなかでも一番の高さを誇ります。内堀のなかには外堀とは異なり、水が通っていない「空堀」もありますが、これは最近干からびた・・・・・・というわけではなく、豊臣時代から空堀だったそう。

 大阪城天守閣の内部には展示スペースや展望台が設置されているほか、今回ご紹介したスポットにもそれぞれ由緒や解説が記載された看板が設置されています。1、2時間もあればぐるりと1周できるので、大阪を訪れる機会があれば豊臣時代から残る歴史をめぐってみてはいかがでしょうか。

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